転職がうまくいかない大きな理由は、自分に自信が持てないことだ。
誰しも不安な気持ちはあるが、それが態度に表れてしまうと応募先企業担当者にも伝わってしまう。
そうならないためにも、入念な事前準備をすることをオススメしたい。

まず、応募書類の書き方を見直すべきだろう。
書類審査は、面接試験に進むための第一関門だ。
応募書類には履歴書と職務経歴書があるが、いずれも応募先企業のニーズを知り、それに沿った内容が求められる。
なかでも、職務経歴書の内容は重要だ。
これまで培ったキャリアを活かしたうえで、積極的なチャレンジ精神の有無が問われることを知っておきたい。

面接試験では、会場入りする前から振る舞いには気をつけたいところだ。
もちろん、会場を出てからも気を抜いてはいけない。
面接試験会場だけでなく、常に試験を受けているという緊張感を持って臨むと良いだろう。

面接試験のときに必ず問われるのが転職理由だ。
職場への不満から転職を考える場合も多いが、決して口にしないことが大切なポイントだ。
特に職場内の人間関係がぎくしゃくするのは、どこへ行っても同じことである。
そのような後ろ向きの理由ではなく、自分を高めたいといった前向きの理由を考えよう。

なお、転職活動は在職中にした方が良い。
退職してからの方が、転職活動に集中できるとのイメージがあるだろう。
しかし、転職先が決まらないと不安な気持ちが強くなることを知っておきたい。
転職は何度でもできるものではない。
だからこそ、じっくりと腰を据えて取り組むことが大切だ。